ここで、経験があります……と、軽く書いていますが、
このとき私の身体や身体諸器官がどのようになったか、また、少し状況が違っていればどうなっていたかなど、
詳細について、実は、怖ろしくて書けません。
「水」は人間(生物)にとって欠かせない、本当に大切なものです。
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【 おおむね正しい情報でも、100%ではない 】
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では「水」は、とにかくたくさん飲めばいいのか、と言うと、実は一概には言えないようです。
人間の身体のおよそ60〜70%が「水」であると言われていますから、「水」は確かに身体に必要なものです。
そして「ダイエット」にも、「水」をたくさん摂取するのは良いことだと考えられています。
これはおおむね正しいことだと考えられるのですが、
私の知人は、体調不良を訴え病院へ行き、お医者様から水分摂取を控えるように言われた経験があります。
そんなに大量に水分摂取をしていたわけでもないのですが、身体のある器官に水が溜まることによる症状だったようです。
「水の摂取」の情報一つあげても、「一概に言えない」「その人による」といったことが起こりえるのです。
普通に考えれば、他の様々な事柄に関しても、このような情報がたくさん存在するのではないかと、簡単に想像ができます。
つまり、自分にあった情報を、自分で判断し取捨選択する必要があると言えるのです。
<ご注意>
成長期の方や、ちびっ子(子供)たち、高齢者、既往歴のある方は、ご自分だけで判断せず、
必ず保護者の方やお医者様にご相談ください。
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【 過ぎたるは、及ばざるが如し 】
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おおむね正しい情報でも、100%ではない、というお話しをしました。
先の例は「人による」といってよい例でしたが、もう一つ、情報が100%にはなりえない理由として考えられることがあります。
「過ぎたるは、及ばざるが如し……」
論語にあるこの言葉通りです。
例えば、これまで挙げてきた「水の摂取」。
皆さんが、1日に2リットルくらいの水を飲んでも問題なく、体調もよく、おまけに体重も落ちてきたとしましょう。
この場合、自分にとって「水がダイエットにいいんだ」と理解することになりますよね。
だからといって水の摂取を、3リットル、5リットルと増やしてしてしまって良いのでしょうか。
「水中毒」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
水分摂取の過剰で、血液中の電解質バランスがくずれ、嘔吐や痙攣などを引き起こす症状です。
辞書を調べてみても、ちゃんと掲載されていて、
「脳浮腫、脳圧亢進を来たして意識障害、痙攣などを起こす」と書かれています。
つまり、「水の摂取」は良いことですが、「飲みすぎは良くない」ということです。
では「どのくらいが適量か」は、「時と場合、そして人による」ということになります。
(※ここでの「時と場合」というのは、「運動をしている場合」「暑い時」などをさします。)
もう一つ「過ぎたるは、及ばざるが如し」の例として、「運動量」について取り上げます。
一般に「運動」することは良いことと言われています。
同様に、ダイエットのためにも「運動」は良いことであると考えられていますね。
では、それが良いことだからといって、とにかく激しく運動をしたり、続けたりすれば良いのでしょうか。
「運動」には危険がともなうことを忘れてはいけません。
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間違った運動方法による怪我、不慮の事故。
身体の諸機関に負荷がかかりすぎることによる異常(怪我、心臓発作など)。
それに、運動と活性酸素の関係についても、最近ではよく言われていますよね。
何ごとにも適量、適度、というものがあります。
一言で「○○が良い」と言われても、それをやり過ぎたり、摂りすぎたりしては、かえってマイナスになったり、体調を崩したりすることもあるのです。
テレビで、「○○を食べると身体に良い」と放送された翌日は、全国のスーパーでその商品が品切れになることがあるそうです。
この現象をどう思われますか?
大切なのはバランスです。極端=× です。
「過ぎたるは、及ばざるが如し……」
気をつけましょう。
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【 情報選択をするうえでの補足 】
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様々な情報を見聞きしていくと、知らず知らずのうちに感覚が麻痺していくことがありあます。
自分で調べたり判断したりするのが面倒だし時間もないので、良さそうなものを片っ端から試してみよう。
そんなお考えになることもあるかもしれません。
そこで、大きな失敗をしないために、一線を張っておく必要があります。
具体的に説明するのは難しいのですが、こう考えて間違いないと思います。
一般的に考えて「明らかにヤバイと思われるものは避ける」ことです。
上手く例えられませんが、あえて挙げるとすると……
・変(特殊)な薬や食品を摂取する。
・素人に医療行為をさせる。
・考えられないほど高額である。
これらは、おそらく即効性を謳ったものが多く心惹かれますが、実際はそんなに甘くはありません。
健康を害してしまっては元も子もありませんし、
もし痩せたとしても、間違った方法で痩せてしまえば、簡単に太ってしまいます。
考えてみてください。
今の身体は何年もかかって出来た身体です。
それと同じ年月を要して痩せる必要があるとは言いませんが、ある程度の時間をかける必要があります。
人間の身体は小さな細胞が集まって構成されています。
様々な統計がありますが、その数およそ60兆だそうです。
そして、この細胞は毎日、少しずつ新しく生まれ変わっています。
身体全体の細胞が新しく生まれ変わるのに3ヶ月ほど要するそうです。
つまり、自分が細胞の集合体だと考えると、3ヶ月後の自分は今の自分と「違うもの」になっているということです。
ですから、3ヶ月というスパンをひとつの目安として、継続する必要があるのです。
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