≪ 健康的で無理のないダイエット ・ 自然にやせる、正しくやせる、正しいダイエットを ≫
正しいダイエット一考察

「正しいダイエット一考察」は、健康的に無理なくダイエットを成功させるための、正しい「知識」や「考え方」を簡単に考察したものです。



   U.自分にあった情報の選別方法


 
   
   
【 自分にあった情報選別の基本@ : 「自覚効果」 】
  
  
先の章で、「自分にあった情報を、自分で判断し取捨選択する必要がある」と申し上げました。
では、具体的にどのようにすればよいのでしょう。

一般的に正しいと言われる情報を得たとき、
その情報が自分にとって「良い方法か、良い方法ではないのか」「合っているか、合わないか」などの判断は、自分の身体や脳に任せるのが一番よいのではないかと思っています。

例えば、例に挙げた「水の摂取」について。

「水の摂取」は一般に良いこととされ、ダイエットのためにも出来るだけ多く飲むよう推奨されています。

スーパーモデルさんが1日に数リットルの大量の水を飲むことが知られていますし、「1日に2リットルの水を飲みましょう」と薦めるダイエット情報もよくありますよね。

「1日に2リットルくらいの水を摂取すること」は、可能であれば(無理がなければ)実践すべきこと、つまりダイエットにとって良いことであると私も考えています。



つまり、これは一般的に正しい情報であり、心身に問題や無理がなければ実行してみる価値があると思います。

一般的にもおおむね正しいと思われる情報を得た場合、まず無理の無い範囲で実践してみることです。
 
そこで自ら、1日2リットルを目指して水を飲んでみます。
いきなりたくさん飲むのは大変ですから、少しずつ慣らすように摂取量を増やします。

何日か経ってみて、自分の体調や気分はどうでしょう。

「何だかわからないけれども、体調が良い。気分も爽快である。」と、そんな状況であれば、
「水」の摂取を薦める情報は自分にとって、良い情報だったと言えます。

反対に、「調子が悪い」「気持ちが悪い」と感じたり、「身体のどこかに異常」が出たりして、
その原因が他に見当たらなければ、(そのときの体調にもよりますが)今の自分には合わない情報であったと考えられます。


このように、情報の選別には、まず、身体や脳が感じる「自覚効果」で判断するのが有効なのではないでしょうか。


最も良くないのは、無理をすることです。

例えば、水を飲み続けていて、明らかに体調や気分が悪い。
でも、体重は落ちている。
この場合、「体重減少の効果が出ているから、体調や気分が悪くても我慢しよう」と考えがちです。

この考え方は良くありません。

おそらく、大量の水摂取によって、他の飲食物摂取量が減ったため、体重減少が起こったものとも推察できます。
言い換えれば、「たまたまカロリーコントロールがされている状態」とも考えられるのです。

無理は長く続きません。
それに、無理がたたって、身体を壊してしまえばダイエットどころではなくなってしまいます。
自然な形で、気分も体調も良く、継続的に実践できることが大切です。

ちなみに私は、汗の出る夏場は比較的水を飲みますが、冬場はそれほど摂取していません。
現在の私の水摂取量(純粋な水をコップで飲む行為)は、おそらく夏場で1〜2リットル、冬場で0.5〜1リットルくらいではないかと思います。

  

   
   【 自分にあった情報選別の基本A : 「それって健康的?」
 】
  
 
情報の選別をする際に、もう一つ重要な目安があります。
それは、その方法が、「一般に健康的である」と考えられるか、ということです。

ここでも簡単な例を挙げます。

最も確実にやせる方法はなんでしょうか。
答えは簡単、「何も食べないこと」です。

人間は生きている限りエネルギーを消費していますから、
エネルギーの摂取が無ければ(何も食べなければ)、消費のみが行われ、したがって確実にやせ続けることが出来ます。

では、いつまで「やせ続ける」ことが出来るのでしょう?

答えは、「死ぬまで」です。
これでは元も子もありませんよね。

もともと、私たちは何故やせたいのでしょう?


ダイエットに関心をよせる理由は何でしょうか?

    ◎ 美しくいたい。       (格好イイ自分でいたい。 異性にモテたい。)
    ◎ 健康でいたい。      (病気になりたくない。 長生きしたい。)
    ◎ 快適な生活をしたい。  (身体が軽い! 活き活き人生を送りたい。)

などといったところでしょうか。

このように、本来の目的は「ただ痩せること」ではないはずですよね。

「やせたい本当の理由」(なぜ痩せたいか・痩せていたいか)を思い浮かべれば、
ダイエット自体は、その目的を達成するための手段にすぎないことがわかります。

本来の目的を明らかにすると、情報を正しく選別する際のもう一つの考え方が浮き彫りになります。

その考え方とは、「ただ痩せるため」を考えるのではなく、それが「健康に良いか」を考えることです。
そして、「健康によいこと」を実践し継続すると、実は、結果的に正しい(無理のない)ダイエットになるのです。

身体は常に、自ら最も良い状態になろうとしています
常に、「健康に良いか」を考えて生活することは、この力を利用することになります。

自然で最も良い身体の状態――それは、決して太り過ぎた身体ではないはずです。
(また、痩せすぎた身体でもないはずです。)

ただ体重を減らすことを念頭に置くのではなく、身体を自然で最も良い状態にすること(そうすると適正体重になる)。
それがすなわち「正しいダイエット」と言えるのではないでしょうか。
    
  
★ 情報選別の方法 (まとめ) ★

   
方法@

「自覚効果」
(気分・体調)で判断する 

自分の脳と身体が、
自分にあう物を知っている。
   

方法A

「とにかく痩せる」ではなく、
それが「健康に良いか」を考える

健康に良いことを考えて実践、継続すると、
最も正しい(無理のない)ダイエットになる。
  

  
     <ご注意>
     成長期の方や、ちびっ子(子供)たち、高齢者、既往歴のある方は、ご自身だけで判断せず、
     必ず保護者の方やお医者様にご相談ください。
  



 


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